2017年11月12日

やまと


女性フィギュアのトリプルアクセルは、大和魂だと筆者は思っている。

源流は無論、伊藤みどりである。

そして、浅田真央の引退後、意外な国籍から、大和魂を継ぐ人物が現れた。

亜米利加人の、長洲未来である。

亜米利加という国籍こそ意外だが、両親が日本人である点、浅田真央の全盛期から競っていた点をみると、納得である。

先日のトリプルアクセルは、多くの日本人の魂に響いたに違いない。
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2017年11月05日

たぬき

 あれは数か月前のこと。深夜に突然、ドカンという音がひびいた。

 たぶん、隣人だろうと思い、無視していたのだが、朝、窓の外に置いてあるゴミ箱が、ひっくり返っていた。

 そのさまが、上下さかさまに近い、不自然にみえなくもないひっくり返り方だったため、人間の仕業かもしれない、と思い検証したところ、ゴミ袋の一つが、爪でひっかいたように破れていた。

 野良猫が庭を通るのを見たことがあったので、たぶん、猫だろう、と筆者は推察した。

 それから約二週間後。

 また、ゴミ箱がひっくりかえっていて、同じように破れていた。

 そこで、筆者は、ロック式のゴミ箱を入手した。これだと、人間でなければ開けれないはずであるる。

 それから約二週間後。

 筆者はたまたま深夜に起きていたところ、にわかに、ガタン、と何かが倒れる音がした。

 筆者は、そっと外のライトをつけて、カーテンの隙間からのぞいてみた。

 すると、動物が二匹、ゴミ箱をひっくり返し、開けようとしていた。

 猫が二匹?

 と思いよく見た。

 なんと、たぬきたった。

 だが、ロック式にしたので、いかなる動物でも開けることはできまい、と、やや安心しながら、動向を見守っていた。

 すると、たぬき二匹は、両サイドから、物凄い勢いで、ロックをはずそうとしている。

 まさか開けれまい、

 が、ものの数十秒で、ゴミ箱を開けてしまった。

 その手際の良さは、窃盗団、さながらだった。

 たぬきたちは、お目当てのごみ箱に顔を突っ込もうとした。

 このまま荒らされると、これから先、同じことの繰り返しで、手の打ちようがない。なにしろ、寝静まった時間を見計らって犯行に及ぶのだから。

 これはまずい、と思い、筆者は、ドン、と窓を叩いた。

 すると、たぬき二匹は、こっちを振り返った。

 目が合った。

 すると、にわかに、向かって右側のたぬきは、猛ダッシュで逃げた。

 しかし、左側のたぬきは、こっちを見たまま動かない。

 こう着状態が数秒続いた。

 もっと驚かせよう、と筆者は、窓を開けて、あえて、こぶしを振り上げた。

 たぬきは、数メートル下がって、間合いをとり、まだこっちをジッーとみている。人間に多少、興味を持ったようである。

 すると、にわかに、うちのかみさんも起きてきた。

 加勢が入ったことに驚いたのか、たぬきは、ダッシュでしりぞき、二メートル近くあるフェンスを、ピョン、と軽く飛び越えて、去っていった。

 その後、たぬきは、肝を冷やしたのか、来なくなった。

 なお、筆者はこれまで、皇居の東御苑を散歩しているとき、たぬきを見かけたことはある。が、近づくと、サササっと隠れてしまうので、マジマジとみたことはなかった。

 また、この横浜市の片隅のわが栄区にきてから、小高い山を散策した際、たぬきとみられるガサガサっという物音はしたが、姿をみることはできなかった。

 要するに、たぬきというは、警戒心が強く、めったに人前に出てこないもののようである。

 そのたぬきを、数十センチの距離で、活発に賢く動いている姿を見るという、稀有の経験をした。

 その姿は、映画「平成狸合戦ぽんぽこ」で描かれるリアルなシーンの姿と酷似していた。

 その賢さ、身体能力を目の当たりにした筆者は、古来、たぬきは、へんげして人をばかす特殊な生き物、とされているのが、なんとなくわかった気がした。
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2017年10月28日

党員 五

 こうして蓮舫おろしが公然と始まった。

 蓮舫をおろしてよいことなどあるわけがないのに、あたかも蓮舫がいなくなれば万事よくなるかように、民進党議員たちは批判していた。いや、蓮舫がいなくなれば、民進党が弱体化して、安倍池田教が有利になる、だからこそ蓮舫を辞任させたい、そういう勢力が民進党内にはいた。

 経団連の裏組織である大企業労組しかり、そして、安倍池田党の支持母体である日本会議の一味で、産経新聞と同じ主張を繰す民進党議員然り。こういう党内の敵に加え、純粋に蓮舫がおりれば民進党が選挙で勝てるとおもっている園児のような勢力が、蓮舫おろしに躍起になっていた。

 だが、代表をやめる筋合いはない、だから、蓮舫はやめるはずがない、と筆者は思っていた。

 が、にわかに蓮舫は、辞めた。

 あれほど首相になりたいとか言っていたのに、あまりにもあっけなく代表のポストを放り出した姿は、突然首相を辞めた安倍以下としか言いようがない。
  
 そもそも、すでに解決した二重国籍を持ち出すような、筋悪の批判など相手にする必要はなかった。

 「人生いろいろ、国籍もいろいろ」と言って開き直るべきである。

 心がぽっきり折れた蓮舫は、弱かった、というより、常人並の精神力しか持ち合わせていなかった。

 豊田真由子や山尾志桜里、そして、舛添要一のような、不撓不屈の精神力は、なかった。

 気の弱い人間なら自殺している状況下でも、一人進んでいく強さを、蓮舫は持ち合わせていなかった。 
posted by ssk at 19:42| Comment(0) | 連載