2017年05月21日

ねこ動画の効能

 平成二十九年五月十九月付、のauのニュースサイト


EZニュースフラッシュ増刊号の「朝刊ピックアップ」で記事 


 「ねこ動画の効能」


 を企画、取材、執筆しました。




 「米大学研究で判明!仕事中の「ネコ動画」がストレスと集中力を改善」という記事が16日付のニュースサイトMenjoy!にある。

 それによると、こうある。

 「通勤通学の移動時間や休憩時間などに、Youtubeなどの動画サイトをチェックするというひとも少なくないでしょう。そして、イライラしたときには動物のカワイイ動画を見て癒されているというひともいるのでは。実は、アメリカ・インディアナ大学の研究によると、ひとは“ネコの動画”を見るとポジティブになるというのです」

 なお、見出しや記事を読む限り、この研究は昨日今日公表されたかのようである。が、後述のように、実はこの研究というのは、2年前に報じられている。さらにこの記事は、出所不明の情報を、さも研究結果であるかのように盛り込んでいる。さらに日本の学者の話も突然出てくる。いずれもいつの話なのか書いていない。いうまでもなく、書き手にとって5W1Hを書くというのは、基本中の基本なのだが、この記事はそれすらできていない。

要するに、素人が書いている記事なのである。

 先日の「氾濫するクックパッドと乳児死亡こじつけ記事」(414日付)といい、昨今のニュースは、ますます書き手が劣化していることを、端的に表している。

 もちろん、素人がどんどん書くのはけっこうなことだし、ユニークな視点も多々あるに違いないが、信ぴょう性に欠ける。今後、この傾向は、ますます顕著になっていくことだろう。

 話を元に戻す。前述のようにこの研究は、すでに2年前に報じれている。例えば、「活力高まり前向きに 猫ビデオの癒やし効果実証 米」(15622日付CNN)には、こうある。

 「「猫ビデオ」を見ると活力が高まり、前向きな姿勢になれる――。米インディアナ大学ブルーミントン校の研究者が行った調査でそんな癒やし効果が確認されたと発表した。

 同校のジェシカ・マイリック准教授は約7000人を対象に、猫ビデオを見ることで気分がどのように変化するかを調べた。対象者のうち自称「猫好き」は36%を占めていた。

 調査の結果、猫ビデオを見た後は前向きな気持ちが高まる一方、不安や否定的な感情は薄らぐ傾向があることが分かった。(中略)仕事中や研究中に気晴らしとして猫ビデオを見るのは必ずしも悪いことではないかもしれないと同氏は結論付ける。

 「やるべきことをやらずに、あるいは仕事中にユーチューブで猫ビデオを見ていたとしても、感情的なプラス効果はその後の大変な仕事に取り組む助けになるかもしれない」と解説している」

 さもありなん。

 無論、動画だけではない。猫と暮らすと、癒され心身に好影響を及ぼす。例えば、「082月にニューオリンズで開かれた米脳卒中協会で、ミネソタ大学脳卒中研究所(ミネソタ州ミネアポリス)のアドナン・クレシ博士は、10年間にわたり4000人以上を対象にした調査の結果として、ネコを飼っている人は飼っていない人より、心臓の疾患で亡くなる確率が30%低かったと発表」したりもしている。(J-CASTニュース17411日付)

 猫のそばで書く作家は多いが、猫が近くに居るとインスピレーションが湧き、筆が進むのかもしれない。

 だから、猫を飼うに越したことはないが、猫が飼えない状況の人や、責任を持って猫を飼えない人、猫のいない場所で作業をする、といった人たちは、猫動画が有効といえよう。(佐々木奎一)




posted by ssk at 21:33| Comment(0) | 記事
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