2017年05月18日

受動喫煙禁止法案凍結中にポピュリストが主導権握る

 平成二十九年五月十二月付、のauのニュースサイト


EZニュースフラッシュ増刊号の「朝刊ピックアップ」で記事 


 「受動喫煙禁止法案凍結中にポピュリストが主導権握る」


 を企画、取材、執筆しました。



9日付朝日新聞朝刊に「受動喫煙対策法案、厚労省案を骨抜き」という記事かある。それによると、「自民党は8日、受動喫煙法案について、「小規模飲食店は「喫煙」や「分煙」の表示があれば喫煙を認める妥協案をまとめた。茂木敏充政調会長が党内の規制強化派と慎重派双方の議員連盟トップとの間で合意した。全面禁煙を掲げる厚生労働省案を骨抜きにする内容で、塩崎恭久厚労相の対応が焦点となる。

 都内のホテルで2時間近く開かれた会合には、茂木氏と規制強化派の議連会長を務める山東昭子氏、規制慎重派議連の会長である野田毅氏、歴代厚労相経験者らが出席。同席した田村憲久政調会長代理によると、「望まない受動喫煙」を防止することで一致した。(中略)塩崎厚労相は近く飲食店の関係団体に対し、厚労省案を自ら説明する予定で、「妥協はしない」(周辺)姿勢を示している。しかし、この日の会合出席者は「これでまとまらなければ法案は通らない」と牽制しており、塩崎氏が党の妥協案に応じるかが当面の焦点となる」という。

 なお、塩崎氏は、9日の閣議後会見で、上記の自民党内の動向について、「『望まない受動喫煙はなくす』という考え方で一致をしたことは結構なことだ」とした上で、「従業員や、大学生・高校生のアルバイトが煙にさらされてしまうということで、結局望まない受動喫煙をなくすことにはならないのを、どう考えるのか」などと指摘。「今後党側とよく話し合って、考え方をうかがいたい」と述べた」という。

 まったくもって筋の通った発言である。が、その塩崎氏は今、永田町で孤立無援である。

 無論、その第一義的責任は、党内の絶対権力者・安倍晋三氏にある。

 さらに、野党が不自然なほどモノ申さないのが、なんといっても大きい。

 そしてその間隙を、ポピュリスト(衆愚政治の具現者)小池百合子・都知事は見逃さなかった。

 小池氏は10日夜、受動喫煙.対策について、「基本的には厚生労働省の案に近い。明確に分煙では不十分ということから、屋内禁煙を原則としていく」と述べ、都議選の公約に盛り込むと語ったというのである。(11日付同紙)

 国会で野党がイニシアチブを取らず、あろうことか都知事に握られるありさまは残念としかいいようがないが、この際、ポピュリストによる自治体発でもなんでもよいので、受動喫煙禁止は、実現しなければならない。(佐々木奎一)


posted by ssk at 22:12| Comment(0) | 記事
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