2017年04月15日

肛門に入れず下剤も服用せず…大腸がん新検査

 平成二十九年四月三月付、のauのニュースサイト


   EZニュースフラッシュ増刊号の「朝刊ピックアップ」で記事 


 「肛門に入れず下剤も服用せず…大腸がん新検査」


 を企画、取材、執筆しました。



  「大腸がん」は、がんの死亡数の部位別で、男女計で2位(女性で1位、男性で3位、2014年、国立がん研究センター)となる。

 この大腸がんの検査について、当コーナーは14519日付「肛門から入れずに飲むだけ…大腸がん内視鏡検査」でふれた。そこでは、「便潜血検査で陽性になって内視鏡による精密検査が必要になっても、実際に受けたと確認できたのは6割程度」という低い数字にとどまるワケは、多くの人が肛門に内視鏡を入れるのに抵抗を覚えるため、と見受けられる点を指摘。

 そうした中、「カプセル内視鏡」と呼ばれる長さ3.1cm、直径1.1cmのものを飲むことにより、1秒間に435枚の画像が撮影され、その画像が腹などに貼った電極を通して、肩からさげたレコーダーに記録。カプセルを飲む前後に下剤を服用することで、平均4時間ほどでカプセルが体の外に出てくる、このカプセルは使い捨てである。

 要するに、カプセル内視鏡により、肛門に内視鏡を入れずに検査をすることができる。この画期的な検査方法が、保険適用されることとなった、ということを紹介した。

 その後、この検査は普及した。

 ちなみに、カプセル内視鏡のデメリットとしては、「下剤の服用量が約34L(通常内視鏡では約2L)と多い」、「検査時間が長く、日中ほぼ1日かかる」、「費用が保険適用の3割負担で約3万円かかる」(順天堂医院消化器内科HP)などがある。

 そうした中、さらに負担の少ない大腸検査の方法が編み出されたという記事がある。

329日付読売新聞電子版によると、「島津製作所(京都市)が開発した高精度の質量分析計を使い、早期の大腸がんを9割以上の高い確率で発見できる検査方法を開発したと、神戸大や同社などの研究チームが発表した。

 年内にも京都市内の病院で一般の受診者に試験運用して、有効性を確かめる。

 研究チームによると、質量分析計は、同社独自の技術で物質を1000兆分の1グラムのレベルまで高い精度で計測できる。この分析計で血液検査を行い、大腸がんの指標となるアミノ酸など8種類の物質が含まれている量を分析する。分析は数滴の血液で可能という。

 早期の大腸がん患者300人に検査したところ、9割を超える精度で早期がんを確認できた」という。

 血液数滴で大腸がんの検査が可能になれば、大腸検査に対する人々の抵抗は絶無に等しくなることだろう。今後のゆくえに注目したい。(佐々木奎一)

posted by ssk at 15:03| Comment(0) | 記事
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