2017年02月13日

天皇陛下をないがしろにして壊憲にうつつを抜かす自公

平成二十九年一月三十月付、のauのニュースサイト


   EZニュースフラッシュ増刊号の「朝刊ピックアップ」で記事 


 「天皇陛下をないがしろにして壊憲にうつつを抜かす自公」


 を企画、取材、執筆しました。



24日付の毎日新聞電子版に「<退位>学友ら、一代限りに懸念 『陛下の真意置き去り』」という記事がある。そこにはこうある。

 「安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の論点整理が公表され、天皇陛下の退位に向けた動きが前進した。だが、今の陛下に限り退位を認めるとの方向性が強まっていることに、元側近や学友から「陛下の真意が取り残されているようにみえる」との声が上がっている。

 陛下を身近で支える侍従や侍従次長などを19952012年に務めた佐藤正宏さん(75)は(中略)「陛下は積極的に人々と言葉を交わし、心を通わせることを大切にされ、象徴天皇の在り方をそこに求めてこられた。いまの議論は、象徴天皇の在り方といった本質的な議論が深まらないまま進んでいる」

 <ご高齢で大変そう><ゆっくりしていただきたい>……。陛下へのこうした声は、「感情論」に聞こえると佐藤さんは言う。「陛下は感情論ではなく、国民の要請に応えながら安定した皇位継承を確保するため、制度はいかにあるべきかを考えてこられたと思う」

 学習院高等科まで陛下の同級生だった明石元紹(もとつぐ)さん(83)は、「皇室典範の改正で退位を制度化することを望んでおられると思う」と話す。陛下は昨年88日のおことばで「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ」と述べた。このことを明石さんは「自分が疲れたから辞めさせてほしいと言っているのではない」と受け止めている。

 明石さんは昨年721日夜、陛下と電話で話した。陛下は退位について「国のための制度がある以上、合理的でいつも変わらない形にならないと意味がない」と述べたという。明石さんは「こうした考えが理解されないまま議論が進むことへの危機感」を抱き、電話の内容を報道機関に明らかにした。「今回も、次の天皇の時も、一代限りで対応すればよいというのではあまりに皇室の存在を軽視している。将来に向けて皇室のあり方を真剣に考えてもらいたい」と話した。」

 さらに「横田耕一・九州大名誉教授(憲法学)」は、「現行制度と現状のずれについて議論を尽くしてこそ制度をどうするかの検討に進めるはずで、今の議論は拙速だ。このまま一代限りの退位を認めることになると「陛下のわがまま」という印象が残り、陛下に失礼だ」と、単刀直入に安倍自公を批判している。

 このように天皇をないがしろにして、拙速に一代限りの退位の特例法で片付けようとしている安倍自公政権は、他方では、れいによって改憲にご執心である。

 例えば、毎日新聞によれば、安倍晋三首相は昨年10月、自民党の保岡興治憲法改正推進本部長と会談した際、日本維新の会の憲法改正原案に盛り込まれた「教育無償化」を改憲項目とするように言ったという。教育無償化は野党や国民の賛同も得やすいとの思惑からで、安倍氏は「『改憲したい』と言っている人たちとよく話し合い、連携してほしい」と述べたという。その後、自民党は昨年128日の衆院憲法審査会幹事懇談会で8項目の「今後議論すべきテーマ」を示し、教育無償化を明記した。

 今年15日には、安倍氏は、党本部の仕事始めのあいさつで、今年が憲法施行70年だと言及し「節目の年。新しい時代にふさわしい憲法はどんな憲法か議論を深め、私たちが形作っていく年にしたい」と述べた。

 また、朝日新聞によれば、20日の国会の施政方針演説で安倍氏は、今年が憲法施行から70年の節目に当たることに触れ、「次なる70年に向かって日本をどのような国にしていくのか。その案を国民に提示するため、憲法審査会で具体的な議論を深めようではありませんか」と音頭を取ったという。

 この安倍氏の音頭に呼応した太鼓持ちのゴマスリ幹事長・二階俊博氏は、22日のNHK「日曜討論」で、改憲について「できるだけ早く一定の方向を、党としてまとめたい」といい、今国会中の発議について「状況を見て判断する」と述べ、番組終了後に記者から「今国会での発議の可能性を否定しない立場か」と問われ、「結構です」と答え、618日までの今国会中に憲法改正の発議を目指す可能性に言及したという。

 安倍氏は27日の衆院予算委員会でも、憲法改正について、「最終的に決めるのは国民だ。国会において議論を進めずに、(国民の)権利行使に対してふたを閉めていいのか。大いなる問題意識がある」と述べ、国民投票を視野に、衆参両院の憲法審査会で改憲項目をできるだけ早く絞り込むよう促したという。

 このように、安倍自公政権は、天皇陛下の退位制度の恒久化の議論にはフタをしめて、そそくさと一代限りの退位の特例法で済ませようと図り、壊憲にうつつを抜かしている。要するに、おごる安倍自公は、私的願望である壊憲をしたいがために、天皇陛下の退位の恒久制度という、この国の根本的な議論にまでフタをした。(佐々木奎一)

posted by ssk at 20:46| Comment(0) | 記事
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