2016年08月04日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで  エサやり禁止プロジェクトチーム 四十四

 その前に、一点、付言する。

 それは、マッチポンプこと公明党の吉田市議や門川大作市長とは違い、中村氏には、猫への愛情があるように見受けられる、という点だ。

 例えば、これまで紹介してきた発言以外にも、 平成251007日の決算特別委員会第2分科会で、中村氏は、野良猫について、

 「どうしても解決できないと。最後の手段として、さあ,そこで,来る,来年,再来年出来るこの動物愛護センターへ持って行ったら,それで引き取ってもらって最後まで面倒見てもらえるのですか(中略)いかがでしょうか」と、質問した。

 これに対し、土井直也・保健衛生推進室生活衛生担当部長は、

 「新しい動物愛護センターで野良猫を預ることができないかということなんですが,新しいセンターの猫の収容する数も,それほど,町の全部の猫を収容できるような,ちょっと数もございませんので,なかなか難しいかなということで考えております」

 と、そっけなく答えた。

 すると、中村氏は、

 「いや,全てのというような質問をしているわけやないです。そうやってトラブルがずっと起こってどうしようもない,最後の,色々,地域でやっても何か取り組んでもあかん,このままでは地域の人間関係も良くなくて困ると。だから,この猫を,そういった場合,最後の手段として,そこでセンターで生涯,又は,ケアして譲渡の方へ持って行ってもらうというような形でお願いできることはできませんかという,こういうことなので,再度,今,できませんじゃセンターの意味がないと思うんです。どうですか」

 と、迫った。

 不幸な野良猫の世話ができなければ、巨大な新動物愛護センターをつくる意味がない、と言い切るところに、猫への愛を感じる。

 これに対し、役人の土井氏は、こう言った。

 (続く)

posted by ssk at 16:42| Comment(0) | 連載
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