先月上旬、野党が来週にも党名を決定する、というので、色々思うところがあり、当サイトでも、立憲民進党がよいのではないか、と書いてきたが、その後、民進党になり、筆者はだんだん、外から言うだけでは不十分なのではないか、という気がしてきた。
ジャーナリズムは不偏不党、といえば聞こえはいいが、自公政権が、ナチスドイツの手口を真似て、戦時中の国家主義をほうふつとさせる「自民党改憲草案」を実現させようとしている。こういう時に、中立という立ち位置はないのではないか。たとえるなら、ナチスヒトラーに対し、中立というのは、結局、ナチスを増長させることになるので、それはナチスに与したことに等しい。ナチスに対しては、賛同するのか、反対するのか、の二つしかないのではないか。それと同じように、壊憲を目論む安倍自公政権に対しては、安倍自公政権の側につくか、つかないか、この二つに一つしかないのではないか。
しかも、野党がバラバラで、かつてなく弱体化している隙に乗じて、安倍自公政権は驕る平氏さながらのやりたい放題、キムジョンウンの如きアベ独裁政治を続けている。安部自公独裁を止めるためには、野党勢力を育てていく以外にない。
そのような思いに駆られ、党員というものになろう、という気持ちになった。
そこで、まず、どこの政党の党員になろうか、と考えてみた。
野党新党は、風頼みの観があり、核のないまま風船みたいに膨らもうとしているように見受けられる。そういうところよりも、今、自ら風を起こしているようにみえる共産党はどうか、と、まず思った。
よく共産党アレルギーとか、赤い思想、といったことを言う人がいるが、安倍自公政権に対する共産党の主張は、むしろリベラルである。それよりも、安倍自公政権の方がよっぽど全体主義で自由がなく、北朝鮮や中国共産党に似ている。実際、自民党と連立を組む公明党こと池田大作党の機関紙セイキョー新聞は、北朝鮮の労働新聞そっくりだし、独裁者・池田大作とキムジョンウンは、似てる。そういう池田党と、党内の異論を許さない安倍独裁制の自民党は、体質が似ており、安倍大作政権は息がピッタリ合っている。
また、共産党事情に詳しい人に聞いてみたところ、共産党内には、共産主義をいまだに信じている古株もいることはいるが、共産主義を信じていないリベラルな人も多いという。
それなら共産党の党員でいいのではないか、と思い、共産党HPの党員のページをみてみた。すると、こういうふうに書いてあった。
「日本共産党に入るには 18歳以上の日本国民で、日本共産党の綱領と規約を認める人は、党員になれます。」とある。
そして、「党員は、職場、地域、学園などいずれかの支部に所属し、その一員として活動します。
・支部は、それぞれの職場、地域、学園などで党を代表して活動します。まわりの人びとの利益のためにどんな活動をしていくのか、どんな党をつくるのか――支部の党員がみんなで相談し、方針や計画をもち、分担して活動します。」とあり、「党員はつぎの四つのことを大切にして活動します (「四つの大切」)。」として、こうある。
「○ 「しんぶん赤旗」(日刊紙・日曜版)を読む
○ 支部会議に参加する
○ 学習につとめ活動に参加する
○ 党費(実収入の1パーセント)をきちんと納める」
読んでいるだけで肩が凝ってきて、過労気味になってしまった。支部会議や学習会に出て、熱心に党員活動をすることは、ほかにやることもあるので、とてもできそうにない。
この四つの大切、というのを実践していけば、精鋭ぞろい、の集団となることだろう。これは、強い。これなら風は起こせる。だが、筆者は、その一員としてとても活動に励めそうにないので、共産党員になるのはやめることにした。
ただし、サポーター会員の意味合いで、日刊の赤旗新聞は購読しようと思い、手続きを済ませた。
そうすると選択肢はほとんどない。そういうわけで、民進党(※筆者が党員選びをしたのは、民進党結党の前だが、民主党というのはテンションが下がるので、結党後の党名の表記とする)のHPから、党員申込のページを調べてみた。
民進党のほうは、党員を、次のように定義している。
「 党の基本理念および政策に賛同する18歳以上の日本国民が入党できます。
• 党費は、年間6,000円です。
• 資格期間は、お申し込み手続きが完了した日から1年間です。
• お申し込み手続きは通年、民主党の総支部でお受けしております。
• 所属は、お申し込み手続きをした総支部になります。
• 党員は、任期満了による代表選挙で投票することができます。
• 党員は、民主党の運営や活動、政策づくりに参画することができます。
• 党員には、民主党の機関紙「プレス民主」( 月2回発行 )が送付されます。
• 党員の権利や活動は、民主党規約や組織規則・倫理規則で定められており、それ以外の義務やノルマ等はありません」
一見して、共産党より格段に、ゆるそうである。これなら、生活に支障なく党員になれそうだ。党員になると機関紙も送られてくるというし、とりあえず、入党してみよう、と思い、ネットから申し込みをした。いろいろな情報を打ち込み、送信ボタンをおしたところ、後日、お住まいのエリアの党支部から、連絡させますのでお待ちください、とのことだった。
翌週、民進党という党ができた。それから二週間ほどたつが、いまだに、何の音沙汰もない。一体どうしたのだろう。何か手違いでもあったのだろうか。
そこで、民進党本部に問い合わせたところ、職員が電話に出て、御存じのように新しい党となり、バタバタしていてまだ党員の募集はしていない状態なんです、また少し経ったらホームページをみてみてください、いずれ申し込みができるようになりますから、という趣旨のことを言っていた。
民進党という党名になってから、もう一か月近くたつというのに、この悠長さ、詰めの甘さ、地に足のついていない、足腰の弱さに、あきれてしまった。対する安倍自公政権は、選挙に勝って憲法改正をするという一点で、なりふり構わず権力を濫用している、というときに、戦う気はあるのだうか。
あるいは、民進党の党員になろうなどという者は、この国にはただの一人もいない、と踏んでいるのだろうか…。
(続く)
ジャーナリズムは不偏不党、といえば聞こえはいいが、自公政権が、ナチスドイツの手口を真似て、戦時中の国家主義をほうふつとさせる「自民党改憲草案」を実現させようとしている。こういう時に、中立という立ち位置はないのではないか。たとえるなら、ナチスヒトラーに対し、中立というのは、結局、ナチスを増長させることになるので、それはナチスに与したことに等しい。ナチスに対しては、賛同するのか、反対するのか、の二つしかないのではないか。それと同じように、壊憲を目論む安倍自公政権に対しては、安倍自公政権の側につくか、つかないか、この二つに一つしかないのではないか。
しかも、野党がバラバラで、かつてなく弱体化している隙に乗じて、安倍自公政権は驕る平氏さながらのやりたい放題、キムジョンウンの如きアベ独裁政治を続けている。安部自公独裁を止めるためには、野党勢力を育てていく以外にない。
そのような思いに駆られ、党員というものになろう、という気持ちになった。
そこで、まず、どこの政党の党員になろうか、と考えてみた。
野党新党は、風頼みの観があり、核のないまま風船みたいに膨らもうとしているように見受けられる。そういうところよりも、今、自ら風を起こしているようにみえる共産党はどうか、と、まず思った。
よく共産党アレルギーとか、赤い思想、といったことを言う人がいるが、安倍自公政権に対する共産党の主張は、むしろリベラルである。それよりも、安倍自公政権の方がよっぽど全体主義で自由がなく、北朝鮮や中国共産党に似ている。実際、自民党と連立を組む公明党こと池田大作党の機関紙セイキョー新聞は、北朝鮮の労働新聞そっくりだし、独裁者・池田大作とキムジョンウンは、似てる。そういう池田党と、党内の異論を許さない安倍独裁制の自民党は、体質が似ており、安倍大作政権は息がピッタリ合っている。
また、共産党事情に詳しい人に聞いてみたところ、共産党内には、共産主義をいまだに信じている古株もいることはいるが、共産主義を信じていないリベラルな人も多いという。
それなら共産党の党員でいいのではないか、と思い、共産党HPの党員のページをみてみた。すると、こういうふうに書いてあった。
「日本共産党に入るには 18歳以上の日本国民で、日本共産党の綱領と規約を認める人は、党員になれます。」とある。
そして、「党員は、職場、地域、学園などいずれかの支部に所属し、その一員として活動します。
・支部は、それぞれの職場、地域、学園などで党を代表して活動します。まわりの人びとの利益のためにどんな活動をしていくのか、どんな党をつくるのか――支部の党員がみんなで相談し、方針や計画をもち、分担して活動します。」とあり、「党員はつぎの四つのことを大切にして活動します (「四つの大切」)。」として、こうある。
「○ 「しんぶん赤旗」(日刊紙・日曜版)を読む
○ 支部会議に参加する
○ 学習につとめ活動に参加する
○ 党費(実収入の1パーセント)をきちんと納める」
読んでいるだけで肩が凝ってきて、過労気味になってしまった。支部会議や学習会に出て、熱心に党員活動をすることは、ほかにやることもあるので、とてもできそうにない。
この四つの大切、というのを実践していけば、精鋭ぞろい、の集団となることだろう。これは、強い。これなら風は起こせる。だが、筆者は、その一員としてとても活動に励めそうにないので、共産党員になるのはやめることにした。
ただし、サポーター会員の意味合いで、日刊の赤旗新聞は購読しようと思い、手続きを済ませた。
そうすると選択肢はほとんどない。そういうわけで、民進党(※筆者が党員選びをしたのは、民進党結党の前だが、民主党というのはテンションが下がるので、結党後の党名の表記とする)のHPから、党員申込のページを調べてみた。
民進党のほうは、党員を、次のように定義している。
「 党の基本理念および政策に賛同する18歳以上の日本国民が入党できます。
• 党費は、年間6,000円です。
• 資格期間は、お申し込み手続きが完了した日から1年間です。
• お申し込み手続きは通年、民主党の総支部でお受けしております。
• 所属は、お申し込み手続きをした総支部になります。
• 党員は、任期満了による代表選挙で投票することができます。
• 党員は、民主党の運営や活動、政策づくりに参画することができます。
• 党員には、民主党の機関紙「プレス民主」( 月2回発行 )が送付されます。
• 党員の権利や活動は、民主党規約や組織規則・倫理規則で定められており、それ以外の義務やノルマ等はありません」
一見して、共産党より格段に、ゆるそうである。これなら、生活に支障なく党員になれそうだ。党員になると機関紙も送られてくるというし、とりあえず、入党してみよう、と思い、ネットから申し込みをした。いろいろな情報を打ち込み、送信ボタンをおしたところ、後日、お住まいのエリアの党支部から、連絡させますのでお待ちください、とのことだった。
翌週、民進党という党ができた。それから二週間ほどたつが、いまだに、何の音沙汰もない。一体どうしたのだろう。何か手違いでもあったのだろうか。
そこで、民進党本部に問い合わせたところ、職員が電話に出て、御存じのように新しい党となり、バタバタしていてまだ党員の募集はしていない状態なんです、また少し経ったらホームページをみてみてください、いずれ申し込みができるようになりますから、という趣旨のことを言っていた。
民進党という党名になってから、もう一か月近くたつというのに、この悠長さ、詰めの甘さ、地に足のついていない、足腰の弱さに、あきれてしまった。対する安倍自公政権は、選挙に勝って憲法改正をするという一点で、なりふり構わず権力を濫用している、というときに、戦う気はあるのだうか。
あるいは、民進党の党員になろうなどという者は、この国にはただの一人もいない、と踏んでいるのだろうか…。
(続く)