2016年02月24日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで  エサやり禁止プロジェクトチーム 三十九

 このように、中村氏は、当初は、「京都市動物愛護行動計画」に関与していなかった。だからこそ、前述のように市会で役人にあしらわれた。

 そして、これまで指摘してきたように、筆者の取材では、京都市の関係筋から、「あの条例(野良猫エサやり禁止条例)は、議員の要望で市上層部からのトップダウンで決まったもので、当初からエサを与えることを止めさせるのが目的だった」と聞いているが、前述の答弁をみる限り、この「議員」とは、中村氏ではないように見受けられる。

 なお、町内会の同意が必要、という要件に疑義を呈していた中村氏だが、この答弁から約1年半後の平成23228日の定例会では、

「野良猫対策について再度提言をさせていただきます。一昨年の10月定例会において提案し、政令指定都市で初めて実現していただきました野良猫の避妊、去勢手術の無償の取組は、京都市まちねこ活動支援事業として今年度から開始され、地域の方々また動物愛護団体の皆さんから大変喜ばれております」

 と、自画自賛している。

 ここでいう「一昨年の10月定例会」とは、くだんの町内会の同意に疑義をはさんだ6日前、平成211001日の定例会を指す。そこで中村氏は、

 「捨て猫対策から動物愛護についてお尋ね致します。本市では、これまで犬猫の不妊手術費用の助成や動物愛護フェスティバルの開催など動物愛護管理に関する様々な取組を実施されておられますが、更なる充実のため本年3月の京都市動物愛護行動計画策定は、門川市長の市長立候補の際の公約どおりに実行されたと改めて評価しているところでございます。この計画では犬猫の殺処分を10年後に6割減するとのことであります。昨年処分された犬猫は2,026匹で,そのうち1,867匹が猫であります。飼えないからといって安易に公園などに猫を捨てるケースが多いわけであります。そこで、この度京都市は京都府警と連携し、また、ボランティア団体、日本動物ネットワーク京都のデザイン協力も得てこのような啓発ポスターを作成していただいたことは誠に結構なことであります。

 こういうポスターでございます。愛護動物を遺棄した者は50万円以下の罰金、愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は1年以下の懲役、又は100万円以下の罰金に処せられるということもしっかり記載され、これまでより遺棄の抑止力になることと大変期待をしております」

 と、いい、門川市長に対し、こう質問している。

 (続く)

posted by ssk at 20:08| Comment(0) | 連載
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