海と、天地の生き物を汚染するマイクロ・プラスチック 七の壱
また、資生堂は、
「プラスチック製のマイクロビーズを配合している既発売の洗浄料については、人体に安全かつ環境への負荷が低い生分解性のある代替原料(セルロース由来など)に、段階的に切り替えていきます」
と回答したが、この「生分解性のある代替原料」というのは、いわゆる「生分解性プラスチック」である。アメリカでは、マイクロプラスチックの禁止の州が出始めると、化粧品メーカーはこぞって生分解性プラスチックに走った。が、「生分解性プラスチック」は“法の抜け道”の役割を果たす。そのことは、後述する。
(続く)