2016年02月08日

原発プロパガンダ「讀賣新聞」 敗戦、占領下 十二の一

 そしてさらに、くだんの「讀賣新聞科学部編 原子力文明」には、


 「この原子力は、しかしその言葉が口の端にのぼる割合に、本当の意義が十分には理解されていない観がある。根本理論の難解であるにもわるがジャーナリズムによって原子力、原子爆弾、恐怖が一連のイクォールによって連結されるような傾きあるようにもよるであろう」


 と、原発イクォール原爆とするジャーナリズムを批判している。例によってのちの米国の「アトムズ・フォー・ピース(原子力の平和利用)」を先取りした言説である。


 それと、ジャーナリズムを批判している点が、いかにも国家権力と一体化したプロパガンダ讀賣新聞らしい。


 (続く)


posted by ssk at 20:00| Comment(0) | 連載
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