さらに中村氏は、こう発言する。
「門川市長さんへ、先ほど申しました日本動物ネットワーク京都のボランティア団体が、市長選立候補を表明された後、2月1日付けですけれども、門川(中略)立候補者に対してお願いの申入れをされました。
それは、その団体が門川候補者のマニフェストをずっと読まれた中に、地方主権のモデル都市を目指した京都という部分で、その抱負、その考えに感銘されて、共鳴されて、その中で特に命を大切にという部分の所を多く書かれていたという門川候補者に大変思いを打たれて、ほかの候補者にない人間的な身近さを感じたという、これは実際、その方々から聞いたことです。そして、きっとこの方だったら私たちの思いを分かってくださるだろうと思って申入れをされたんです。
その申入れの内容の概要をここで簡単に言いますけれども、一つは、現在の京都市家庭動物相談所,これを是非市民の憩いの場となるような場所に新たに建設していただいて、保護した動物の治療や里親探しの場として基本的な業務を是非してくださいと。
京都市の家庭動物相談所というのは大変汚いと言ったら悪いですけれども、ぼろっちくて、みんなが近寄るというような雰囲気じゃないんですよね。正にそこでずっと殺されている場所と言うか、そういう部分がみんなイメージにあるもので、市民も近寄り難いしという部分。
そして、二つ目のお願いされたのが、動物110番通報の対応など、ボランティアと協力して活動できる動物愛護推進事務所や、正しい動物の飼い方やしつけ教室も仕事の内容として盛り込んでいって、子供たちに優しさや思いやりの心をはぐくむ校外教室として、こういった府民、市民、特に独居老人などのいやしの場としての活用なんかも考えていただきたいなというようなこととか、訓練された動物を伴った老人施設への慰問などの、そんな活動もボランティアを利用してやっていけたらというようなこと。こういう具合いにイメージを大きく変えた施設へと、是非再スタートしてもらえないかというような、そんな思い。人と動物との共生の在り方を色々言われたんです。きっとお読みになられたと思います。
そこで、大変その当時、選挙で忙しかったにもかかわらず、門川候補者はその提案、お願い事に対して真摯に、2月12日に回答されているんです。
五つの内容に回答されているんです。ここで改めて、そういう団体からの思いに対して、当時はまだ市長立候補予定者でしたが、現在はもう市長になられました。改めてそのときの回答されたことについて御答弁を御本人からいただきたいなと、このように思うんですが、いかがですか」
(続く)