2015年12月27日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで  エサやり禁止プロジェクトチーム 二十六

 自民党の京都市議・中村三之助氏が、はじめて野良猫について市議会で言及したのは平成20318日の普通予算特別委員会。

 その前月には、門川大作氏が京都市長に初当選した。

 その門川大作市長に対し、中村氏は、「野良犬とか野良猫の問題についてなんですけれども」といい、こう質問した。

 「門川市長は犬猫は好きですか?」

 その後、「きっとお好きやと思うんです」といって野良猫について質問していくのだが、実際のところ、門川大作市長は、猫のことは好きなのだろうか?

 ちなみに、中村氏のこの「好きですか?」との質問に対し、門川大作市長は、スルーした。

 市長が猫と映っている写真はあるだろうか、と思い調べたところ、嬉しそうに、犬と写っているのはあった。が、猫と一緒の写真は、なかった。(写真は同氏HPより)

  

犬一.JPG

  


  

犬二.JPG

  

犬三.JPG

  


 犬の写真ばっかりで思い起こすのは、エサやり禁止を掲げた環境省の「牧原プラン」である。既述のとおり同省HPには、牧原プランにかかわったタレントたちの写真が並んでいるが、犬とのツーショットや犬を飼っている、といったタレントの割合が非常に多く、猫派は少なかった。猫目線の欠落というのは、そういうところに如実に表れるものだ。

 門川大作氏は、猫が好きなのか、嫌いなのか?野良猫のことはどう思っているのか?

 これは猫エサやり禁止条例の核心である。

 仮に、門川氏が、猫は好きだ、と言ったとしても、にわかには信じ難い。猫に囲まれながら、猫に頬ずりして、満面の笑みで、目の奥までの、心から喜びの表情の写真を撮らない限りは。その写真の有無こそが、リトマス試験紙である。

 話を戻す。

 中村氏は、その後、こういうふうに語った。

 「野良猫の問題というのは大変社会的な問題になっておりますけれども、京都府下で犬猫合わせて年間約7,000頭が殺処分されていると、こういう現況であります。

 その多くは、人の身勝手な私用により捨てられて、そして増えていって、挙げ句の果てはどうしようもなくなって、最後、殺処分せなしゃあないと、こういうようなことになっているわけなんです」

 そして、あるボランティアの名を挙げた。

 「こういった現況をいつまでも看過していられないということで(中略)同じ問題意識を持たれた人たちが、実は平成13年に『日本動物ネットワーク京都』という、こういうボランティア団体をこさえられました。

 そして、そのボランティアの方々が、野良犬やら、また野良猫、公園にいる猫を捕獲して、そして自分らの寄付金、また自分らでバザー収益で得たそういうお金なんかを拠出して、そして不妊とか去勢の手術をして、そしてまた公園等に戻すという、こういった活動をずっとしてこられているんです。昨年でそこの団体は約160匹の猫を不妊去勢手術をされたということなんです。

 そのかいがありまして,京都市のデータを見ますと、猫の部分においては殺処分数も年々減少して参りました。平成10年度が5,119匹だったものが、平成18年度は2,209匹と、激減しているわけなんです。

 これらは正にボランティアの方々の(中略)成果(中略)と思うんです。しかし、そういうボランティアの方々は(中略)殺す猫、犬なんかはゼロにしたい、こういう思いがありますから、ゼロという数字から考えるとまだまだ十分ではないわけなんです」


 (続く)

posted by ssk at 20:00| Comment(0) | 連載
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