2015年12月09日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで  エサやり禁止プロジェクトチーム 十七

 それにしても、役人たちが罰則付きのエサやり禁止に豹変したのはなぜか。

 そのことを解き明かす鍵と見られる発言が、この日の会議では出ている。そのやり取りは次の通り。

 サブリーダー・石田信幸氏(保健福祉局 保健衛生推進室長兼生活衛生担当部長)

 「市民アンケートの実施期間の関係で教育福祉委員会への報告は4月になった。

 また、市長ミーティングで上局報告を行ったうえで教育福祉委員会へ報告する予定である」

 岡田博史氏(行財政局 総務部法制課長)

 「動物愛護関連で、市会における答弁の状況はどうか」

 これに対し、石田氏は、「2月市会定例会の代表質問、予算特別委員会での質疑について説明」をした。

 そして、チームリーダー・瀧本章氏(保健福祉局 保健医療・介護担当局長)が、「市長総括質疑での予想質問について説明」した。

 これらの発言のなかで、特にキーとなるのは、「2月市会定例会の代表質問」である。これは、くだんのマッチポンプ公明市議・吉田孝雄氏の質問を指す。

 のちに吉田氏は、このときのことを、「集大成と位置付けた本会議質疑」と自賛している。

 それは平成26221日の第1回定例会。

 そこで吉田氏は、こう質問した。

 「犬や猫のふん尿被害、いわゆるふん害の対策についてお聞きします。(中略)

 私は、3年前の教育福祉委員会で城陽市のふん害防止に関する条例などの先行事例を紹介して法整備の必要性を訴えたことを皮切りに、各委員会の場で議論を重ねてきました。

 その中で、昨年3月の予算特別委員会市長総括質疑において、部局の壁を越えたプロジェクトチームを作って責任の所在を明確にし、実態調査と具体的施策を協議するべきであると論じたところ、12月に庁内横断の犬猫等ふん尿被害対策検討プロジェクトチームが発足。二つの分科会に分かれて本格的な協議が開始されました。一歩前進であり,大いに期待したいと思います」

 と、プロジェクトチームの生みの親であることをアピールしたうえで、こう言った。 

 「昨年の8月、私は全国で最初に罰則付きの条例を施行した城陽市を現地調査しました。

 駅前や大型公共施設の近辺を歩きましたが、道端にふんは見当たらず、犬を連れて散歩中の方も処理用の器具をお持ちでした。見晴らしのいい箇所には幾つかの看板もありました。

 地元の議員さんとも話しましたが、ふん害に関する声は余り寄せられていないとのこと。条例は一定の効果を発揮していると感じた次第です」

 このように「罰則付きの条例」の必要性に言及した。

 さらに、吉田氏は、監視員付きの罰則条例の事例を持ち出したのだった。 

(続く)
posted by ssk at 23:16| Comment(0) | 連載
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