2015年12月03日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで  エサやり禁止プロジェクトチーム 十二

 その後、サブリーダー・石田信幸氏(保健福祉局 保健衛生推進室長兼生活衛生担当部長)がこうまとめた。

 「今日のまとめとして、アンケート調査に係る業者選定は進めながら、アンケートの内容を再検討し、市職員を対象に試行的に実施したうえで、本格的に実施することとする。

 また、3回目のプロジェクトチーム会議では、全局照会の結果を報告したうえで、同じ日に各部会を開催したいと考えている。」

 「全局照会」とは、犬猫関連課に対し、以下の調査をしたことを指す。

  

犬・猫のふん尿被害に係る取組みについて(調査票)(案).jpg

 それから3週間後の、平成26115日、1330分から本庁舎F会議室で、第三回目の会議が開かれた。


机配置.jpg

 会議では、全局照会の結果を報告した。

 

   犬・猫のふん尿被害に係る取組みについて(調査結果).pdf


 この結果で注目なのは、猫のふん尿に係る被害が多い区は、伏見、右京、北区。少ないのは上京、山科、下京、中京区となっている点である。

 要するに、プロジェクトチームの生みの親・マッチポンプ公明党市議・吉田孝雄氏の選挙区・上京区は、やはり被害は少ない。猫だけでなく犬のふん尿でみても、上京区は全区中、二番目に低い。

 前出のようにプロジェクトチーム会議の一回目から、吉田氏の選挙区・上京区では犬猫のふん尿被害は少ない、と複数の職員が指摘していたが、はからずもこの調査結果でも、そのことが明らかになった。

 そもそも既述のように、吉田氏は、2011124日の京都市会で、「『糞害』は多くの方々からも声を聞いております」「何人かの市民の方に色々お聞きしますと、やはり『糞害』が出てきているということで、『何とかしてほしい』というご意見をしておられる方もいらっしゃいました」と発言。

 翌年522日の京都市会でも、「高齢者の皆さんや子供たち、また子育て世代のお母さん方、いろんな世代の方々にとっての憩いの場である公園についてですが、その中で特に『糞害』の声が寄せられています。犬や猫の糞が放置されているという問題でございます」「地域を歩いて(中略)いるときも、『吉田さん、折り入って話があるんです。犬や猫の糞尿が、昔と比べたらましやけど、それでもマナーが悪い。何とかなりませんか』というお声も頂いた」と言っていた。

 このように執拗に発言を重ねた上、その翌年四月二十三日の京都市会では、こう言っている。

 「地域で色々な方々とお会いするときとか、意見交換するときとか、あるいは色々集まる場で御挨拶して終了後に懇談するときとかに、私の方から『どうですか』って聞くんです。向こうから言われるケースは稀なんですけども、こちらから投げ掛けますと、ほとんどの方は『実は見ている』とか『近所にもある』とかというのが多いんです」

 「向こうから言われるケースは稀」ということは、自らが火をつけて問題を大きくしているということになる。

 マッチポンプたるゆえんである。

 (続く)

posted by ssk at 22:35| Comment(0) | 連載
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