2015年11月09日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 七十六

 さらに、眞人さんは、こう語る。

 「だから、死刑廃止も、そういう考えがあるわけですよ。社会全体として、命を大事にする、というのがバックボーンにある。

 それを私は、科学者として色々な活動はしておりますけれども、政治的に民主主義の直接の政治活動はしないですけど、自分の生活のなかで、命を大事にするという気持ちを、自分で実践していきたい、というのが、私の今やっている理由かな、と思っています」

 そこで筆者は、「最初、はじめたときは、散歩していて、猫がいて、可哀想だな、と思ってエサをあげたのがはじまりですか?」と聞いた。

 眞人さんは、こう答えた。

 「そうです、そうです。それがだんだんと、色々な抵抗、文句を言われたりするたびに、だんだんと、そういう、やるぞ、という気持ちになってきましたね。

 命を大事する、ということをみんなのなかに広めないといけないんですよ、と」

 「京都市の条例はそれに逆行しているということですか?」と聞くと、眞人さんは、こう答えた。

 「ええ、もう全然、だめですよ。いまの大きな社会の、世界の流れに反していると思いますね」

 その後、佐川さん宅の庭に招かれ、イスに座り、しばし雑談した。

 「ニュートンに載っている、と聞いたのですが、科学者というと、どちらに所属されているのですか?」と、聞くと、「ニュートン見ました?」と眞人さんは言う。

 「すみません。まだ読めていないんです」というと、眞人さんはこう語った。

 「わたしは、会社をつくっているんですね。インターメタリックスという会社を。そこで、大学とか色々な非常勤講師とかは何十回もやりましたけど、大学に勤めたことはないんですね。でも大学の人たちとすごく協力してずっとやってますよ。昨日もたくさんの人が来ていたんですけどね。政府から予算もらって研究するのをやっています。一緒にね。インターメタリックスという会社は、一番強い磁石の開発をする会社です」

 そして、こう語った。

 「『ネオジム磁石』という、世界で一番強い磁石を発明したのが私なんですね。33年前、1982年に世界一強い磁石を発明したんですね。住友特殊金属というところにいた時に発明したんです。

 それから33年になりますが、ネオジム磁石を超えるものは、今も出ていないんです。ずっと世界トップ。これからも出そうもないくらいずっと(世界トップが)続きそうなんですね」

 (続く)

posted by ssk at 22:06| Comment(0) | 連載
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