2015年11月02日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 七十

 そこで筆者はやっと、はたと気づき、青ざめて絶句し卒倒しそうな心地で、謝り、4050分後に着きます、と言い、急いで向かった。

 現地には640分位に着いた。無論、頭を下げ、すみませんでした、と謝罪した。こうして佐川久子さんが、いつものエサやりコースを案内してくれることになった。旦那さんはウォーキングにでかけているが、エサやりコースで落ち合うことができるという。

筆者が遅れたため、猫たちはすでに食べた後だったが、念のため、まだ食べるかもしれないので佐川さんはエサを持参した。そして、掃除用具も持ち、歩き始めた。

 「エサやりの場所は2か所。だいぶん減ったんですよ。27匹手術しまして、いまは13匹です」という。

 手術は2013年夏から始めているという。

 そう話していると、向かいから、中年女性が歩いてくるのが見えた。すれ違うとき、「おはようございます」と互いに挨拶した。

 「今の方は、エサやりに好意的な方です。好意的な方はニコッとされるのですけど、嫌な方はすごい嫌な顔をするんです」と佐川さん。

 次に、正面から原付がやってきて、ブーンと通過して行った。

 「いまの人が、すごく『エサやるな!』という人の娘さんで、『うちの娘が通るときはエサやりするな!』と言ってきたんです。『うちの娘がバイクで通るから邪魔や!』。だから、それまでは6時半から7時の間にしてたんですけど、『その時間帯するな!』というので、6時から始めることにしました。それで、『早くゼロにせぇ!』(野良猫の数をゼロにしろ、という意味)とも言ってきました。わたしのせいじゃないわ、って思いましたけどね」

 「その娘さんのいる人が、通報したのですか?」と、筆者は聞いた。

 「いや、それはまた別」という。

 さらに、こんな新事実も話した。

 さかのぼること2か月前の今年326日、都内の参院議員会館で、「第一回 動物愛護法に関する院内勉強会 テーマ 地域猫『飼い主のいない猫たちをどうするのか』」(ラッシュジャパン助成金事業、主催:全国動物ネットワーク、共催:THEペット法塾)と題する集会があった。この集会に佐川さんも参加していたのだが、佐川さんは、こう言う。

 「あの日も、私たちの仲間がエサをやっていたら通報されまして、植田先生たちと別れたあとに通報されましたから、大変だったんです。東京であの日泊まったんですけど、『おまわりさんと代って!』という感じで。

 でも、おまわりさんの中にも、理解している人と、理解しない人がいるんです。

 一人のおまわりさんは、『どうしてそんな迷惑なエサやりをするんですか!?』と、そればかり言っていた、と仲間は言っていました。

 でも、理解のあるおまわりさんが、野良猫からまちねこへ、というのも知っているから、おさめていったそうです」


 これが2回目の通報という。

 それにしてもちょうどTHEペット法塾主宰の集会が東京で行われている最中に通報しているという点が、まるで主力が関西にいない間を見計らっているかのようである。

 やはりこのエリアで起きていることは、ただ事ではない。

 (続く)



posted by ssk at 20:00| Comment(0) | 連載
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