2015年10月24日

クロ猫 一

 先日の早朝、筆者は近所の動物の名を冠した、いたち川、という川の、川沿いの道を歩いていた。すると沿道のはしっこの、草むらやブロック塀のある場所に、ちょこんと黒い猫が座っていたのを、発見した。(写真がその猫)
クロ猫.JPG

 この猫には見覚えがあった。
 今年の夏の昼間、その付近の交差点が青信号になったとき、人間に混じって、ずんぐりしたクロ猫が猛ダッシュで車道を横断していったのを、筆者は数百メートル離れたところから見たことがあったのだ。人間が渡るとき、車は直進しない、そのことを知悉しているように見えて、賢い猫だなぁ、と思った。
 その前後にも、この川沿いの沿道の草木の中を分け入っていく、このクロ猫らしき後ろ姿を、チラッと見たことがあった。
 なので、早朝にみたとき、やっとちゃんと見ることができた、と思った。
 筆者はそのとき、おもわず写真に撮った。
 その様子を、散歩していた様子のおじいさんが、たちどまって、ジーっと見ていた。
 筆者のことを、猫を虐待する輩かもしれない、と思い、見ていたのかもしれない。そういう視線をひしひしと感じた。この猫は、そうやって色々な人に見守られているのだろうか。
 そういうことがあったあと、「あのクロ猫は、避妊去勢手術をしているのだろうか?」という疑問がわいてきた。もしかすると、このクロ猫は町中を徘徊し、子猫を産みまくっているかもしれない。
 ただ、野良猫にしては、丸々としていて、食べ物に困っていないように見える。
 エサをあげている人がいるのではないか? と思ったりもした。
 ただ、エサをあげていても、手術はしていないかもしれない。
 少なくとも、耳カットしていないように見える。
 そういう事を考えていた折、筆者は、ある情報を知り、そのこととクロ猫のことを鑑みたのだった。
 というのは、ウチのカミさんの実家が最近、野良猫を地域猫にしようと試みて、最終的に家族会議の末、飼い猫になった折、筆者の住む横浜の片隅の栄区では、野良猫の手術の際、耳先Vカットをしないケースがある、ということを、初めて知ったのだ。
 だから、あのクロ猫は、手術済みの地域猫なのかもしれない。
 地域猫でないなら、なんとかして手術しなければ、と筆者は思った。そして、地域猫発祥の地・横浜市ならば、行政が地域猫活動をするボランティアと連携して、地域猫の実態を把握しているかもしれない、把握していないなら残念過ぎる、と思いつつ、栄区役所に電話してみることにした。
 (続く)
posted by ssk at 01:22| Comment(0) | 連載
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