2015年10月05日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 四十五

 「以後苦情を受け付けた際は、相手の名前や連絡先と苦情内容を詳しく聞いて欲しい」

 「また立ち入りの際は、苦情者も一緒に立ち入ってもらえれば一緒に今後の対策なども考えられるので、今後は一緒に立ち入って欲しい」

 「立ち入り職員(土佐)の折り返し連絡を希望する」

112910時、土佐氏が飼い主に電話し、こう話した。

 「届出者が匿名の場合でも、飼い主に対する指導は行う」

 「今後同じ届出者から連絡があった時には、衛生課は“飼い主が直接会って話し合いたいと考えている”と伝える」

 「飼い主は、特に臭気対策を徹底する」

 同日14日、飼い主が土佐氏に電話し、「匿名苦情の処理について改善を要求したいので意見窓口を教えてほしい」と言った。土佐氏は、京都いつでもコール、という質問、意見、要望フォームと、市長への手紙を紹介。すると飼い主は納得したという。

 この飼い主は、去勢手術もやっている、と述べたり、話し合う態度を示している点などから、ちゃんとしているように思えなくもない。

 だが、30匹もの猫を家でちゃんと飼っている、とは主張するものの、譲渡活動をしている、とは一言も発した形跡がない。

 これは前出のアニマルウェルフェア(動物福祉)推進ネットワーク」の指摘する「アニマルホーダーの特徴」の一つ、「動物を手放すことに強い不安を感じ、里親探しなどをほとんどしない」に当てはまる可能性が高い。

 平成237291515分、匿名の市民(女性)から、こういう苦情があった。 

 猫のエサやりが多数いるので、臭い等で困っている。

 「■■氏とは話しているが、■■氏は聞かない」

 「どうにかしてほしい」

 「報告はいらない」

 この苦情対象は2軒。1件はA氏。もう一軒はB一家(■■(母)、■■(次女)、長女は■■)。このうち「■■氏は感情の起伏が激しい(電話対応時の印象)。主にエサやりは■■氏のようである。月水金の午前中は不在の事が多い。火木土日は調整がつく)」とある。

 平成2382930分、京都市の役人・力身、梅川両氏が、A氏宅訪問。A氏はこう言ったという。 

 「猫は増えて困っている(子猫も複数確認)

 「エサはあげている」

 「自分の飼い猫は2匹。ノラ猫は20匹くらい」

 「飼い猫以外は触ることもできない」

 「保健センターで連れて行って欲しい」

 「近所から苦情があるのも知っており、自分も猫を減らす意思はある」

 「引き取りの際に料金がかかり、また捕獲器等もないので悩んでいる」

 これに対し、役人たちはこう指導した。

 「エサをあげているだけでも飼い猫とみなされる場合がある」

 「飼い猫には目印をつけ、できる限り室内で飼育して欲しい」

 「行政のほうでもできる限りの協力はする」
 「保健センターが無断で猫を捕まえることはしない」

 「リーフレット配布」

A氏了承。

 同日10時、両役人はB宅へ行くが不在だった。このとき「猫を約20匹以上確認(子猫複数含む。)」「臭い等あり」「敷地内を自由に歩いている」「リーフレット及び手紙等をポストに投函。(連絡欲しい旨記載。)」したという。

 (続く)

posted by ssk at 20:00| Comment(0) | 連載
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