2015年09月22日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 三十二

 なお、杉本彩、浅田美代子、滝川クリステルの出席した会議では、野良猫のエサやりについて話し合われていなかった。筆者は環境省への情報公開請求により、そのことを確認した。

 エサやりについて議題に上がったのは、20131126日に行われた2回目の会議である。

 会議の概要を記したA4用紙2枚の文書「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト〜犬猫の殺処分0を目指す『牧原プラン』〜(第2回 概要)」によると、この会議は同日1820分〜1910分に、牧原大臣政務官室で行われた。

 内容は「英国王立虐待防止協会(RSPCA)の担当者との意見交換」。

 同協会の出席者は「同協会国際部■■■同協会■■■(随行:(公社)日本動物福祉協会■■■」と黒塗りで伏せられており、誰が来たかは定かではない。

 政府側の出席者は、「牧原大臣政務官(途中退席):田邉室長、中島補佐、林補佐、大倉補佐、鈴木係員、事務局:中川俊直議員(途中退席)」とある。

 そして、<主な内容、意見等>とある。その下に「1 英国での動物虐待法について」とあり、箇条書きで、英国の現状の説明の記載がある。例えば、こう書いてある。(野良猫という大きなテーマでみるとつながっているので紹介する)

「動物保護法に違反した場合には、罰金もあるが、その後、動物の飼養が禁止される。この飼養禁止措置が、動物虐待を防ぐのに最も有効。(飼養禁止命令を破ると、再度、告発されて、裁判所の判断が厳しくなる。そうなるとと必ず懲役刑になる。)」

 「英国は、飼養者への規制が強く、各動物の飼養に対してCodeofPractice(行動規範)が作成され、飼養者が守るべき基準を定めている。これは、餌の与え方や寒さ対策など細かな点まで定めており、これに逸脱すると法に違反する可能性がある制度となっている。業規制だけでなく、飼養者への規制、教育が重要であり、CodeofPracticeにより、飼養者を正すことができる」

  次に、「2 動物の供給について」とあり、こうある。

 「殺処分をゼロにするということで重要なのは、動物の供給側を見なければいけない。日本では、ペットショップやブリーダーからの動物の供給が多過ぎるから、いらなくなる動物が増えてしまう。」

 「英国でも1980年代は、多くのペットショップがあり、そのペットショップから犬猫を引き取って安楽死させることが多かった」

 「ペットショップはたくさん過密に動物を飼ってしまうとか、動物福祉の面で多くの問題があったため、政府が動物保護法の飼養基準を強化させていき、動物福祉という観点から非常に厳しい基準※になった。ペットショップは許可制であり、ペットショップが基準を満たすことができなくなり、その結果、10年後には、町からペットショップがなくなり、動物を飼いたい人は、保護施設から引取るしか動物を飼う事ができなくなった。

 (※)ふれあい過ぎないようにとか、放っておかないとか、一般の客から隠れている場所があるとか、飼う場所の大きさ・広さ等が定められている」

 (続く)

posted by ssk at 21:45| Comment(0) | 連載
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