2015年09月07日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 十七

 平成2411615時頃、匿名の人間から以下の電話があった。

 「・■■(■■)にノラ猫が住み着いており、自分の敷地で糞尿をして困っている。

 ・朝と夕方に3人以上が交代で餌やりをしている。

 ・今まで直接注意をしたが、会話にならず全く効果がない。

 ・公園内の鉄棒付近の植え込みの中に段ボール箱をごみ袋でカバーした猫用の箱を複数設置している。

 ・今まで10個程、箱を潰したが、しばらくするとまた作られる。

 ・箱を撤去してほしい。

 ・どのような状況であるのか知ってもらいたいので、一度来てほしい」

 これを対し、京都市の役人・八木、川井氏は、「・箱を撤去することはできないこと」「現場調査すること、餌やりをしている人を見かければ注意することを伝えた」。

 そして2日後、長木、川井氏が現地調査したところ、たしかに段ボール箱7個が黒色のビニール袋が覆われており、中にはタオルが敷かれていた。

 両氏は、地図と写真を添付し、京都市建設局・北部みどり管理事務所((北、上京区、左京、中京、右京、西京区の公園管理等担当))の手嶋氏にFAXした。手嶋氏は「猫苦情については把握していたが、箱については知らなかった」「現場調査し、必要があれば箱を撤去する」と言った。

 それから2年後の平成261311410分、同じ現場からと見られるクレーマーが、西京保健センターにやってきた。

 そのクレーマーは、自分は「北部みどり管理事務所から委託され、公園愛護会会員(■■の住民計11名で構成)の一人として清掃管理をしている」者だという。

 クレーム内容は、「・■■で10年程前からノラ猫に餌やりをしている女性がいて、毎日朝夕、エサをトレーに乗せて置いていく。猫には、避妊、去勢手術もされていないため、推定30

程公園に棲みついており、公園や■■の住宅敷地で糞尿することにより生活環境が悪化している。

 ・糞尿被害に困っている■■の住民は猫避けのために棘状の樹脂シートを敷いているが、全く効果がない。

 ・直接注意したが、まったく話にならず言い合いになり手を出された。警察にも相談しね警察が女性に直接注意したが、餌やりは続いている。

 ・先日、この女性によって■■に設置されていた『餌付け禁止看板』が撤去された。このことは北部みどり管理事務所に報告している。

 ・警察に相談してもみどり管理事務所に相談しても何ともならないので、保健センターで猫の捕獲器を貸してほしい。猫を捕まえれば引き取ってもらえるか」というもの。

 これに対し、京都市の役人・水谷課長補佐、川井氏は、「猫の捕獲器はない」「ノラ猫の引取は行っていない」「飼養困難になった飼い猫、負傷猫、自活不能猫のみ引取ができる」と説明し、超音波猫避け器がある、というと、希望があったため3台貸与した。

 この時、苦情者は、持参した資料を手渡した。それは、これまで同管理事務所に訴えてきたA4用紙約20枚に上る文書だった。

 (続く)

posted by ssk at 23:09| Comment(0) | 連載
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