2015年09月03日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで バックボーン 二十一

 京都市が猫の殺処分時に、餌やりの状況を細かく記載させる文書を作成していたことについて、京都市保健福祉局の医務衛生課の西村氏に質問したところ、「もうだいぶん前の話で、当時の担当者はもういないので答えれません」という返事だったため、「それなら、当時の担当者は違う部署に行ったというなら、それがどなたなのか教えてほしい。その人に聞いてみます。もしくは、その人にそちらで確認して返事をほしい」と伝え、返事待ちだったことは、既に述べた。

 その後、西村氏から連絡があった。西村氏は「餌やりの状況を細かく記載させる文書ができた経緯、背景については、ちゃんとした記録が残っていないので、お答えしかねる。口頭では、お答えしかねる。ただ、言えることは、引き取るうえで窓口でご説明するときに、ああいう餌やりの情報をお聞きして、情報を知ることで、今後の指導に活かしていくためのもの」という。

 既述のように、他の政令指定都市では、猫に所有者がいるかどうかを判断するために、餌やりの有無を知ろうとしている。が、京都市は異質で、指導のために、餌やりの情報を収集している。

 このやり取りの中で、特に筆者が気になったのは、無論、京都市が、この文書ができた背景は「お答えしかねる」と言った点だ。筆者は、あの話を連想した。

 後述のように、京都市「猫餌やり禁止」条例は、役人のプロジェクトチームが形づくっていくのだが、筆者は、その一方で、京都市の関係筋から、「あの条例は、議員の要望で市上層部からのトップダウンで決まったもので、当初からエサを与えることを止めさせるのが目的だった」とも聞いていた。

 その話を思い出した。

 要するに、くだんの餌やり情報収集文書は、最初から「餌やり禁止条例」のために作られたのではないか。

 そもそも京都市が、あの餌やり情報収集文書をつくったのは、平成2241日のことだった。

 そして、その前年から、くだんのマッチポンプ公明党京都市議・吉田孝雄氏は、にわかに市議会で野良猫を問題視し始めている。

 京都市関係筋のいう「議員」とは一体誰なのか。だが、関係筋は、犯人探しがはじまるからか、議員の名は明かさなかった。

posted by ssk at 22:59| Comment(0) | 連載
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。