2015年08月27日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 六

 平成25716日午前930分、「■■の■■(60代女性)が干物やちくわ、キャットフードなどを近所の猫に毎日やっているので、猫がたくさん集まり、腐った食品の悪臭及び猫の糞尿被害等に大変迷惑している。近所の人が直接言ったことがあるが、全く効果がない。保健センターから猫の餌やりについて指導してほしい」というクレームがあった。

 平成234月、こういう要望があった。 

「鳩・すずめ・猫等に餌を撒き絶対禁止を」

 「■■(4両分舗装)があります。同家の■■さんが、殆ど毎日同駐車場に鳩・すずめに対して餌を撒き、早朝から屋根の上にいる多数の鳩・すずめ(どちらも20羽以上)かが集まって食べている。鳴き声・悪臭もあり近隣住民は大変迷惑しています。

 その後、鳩等は真上の電線に留まり糞を落とし、歩行者は避けるために左右に移動、通行者が急制動等見受けられる。危険な場面あり。

 また、猫にも餌を(魚のガラ等)与えてその猫が付近の人家に入り食べ残しや放尿し苦情があります」

 平成26423日には、「観光でたびたび■■に行くが、境内に野良猫が多くみられ、行くたびに増えているようである。さらに、■■の裏山にエサを放置してあるのも見かける。特に■■、池の辺りの臭いはきつく、環境衛生的に問題である。現地の状況を確認し、何らかの対策を講じてほしい。(最近訪れたのは昨年11月のこと。苦情者住所の近隣の寺社では、野良猫が多くおり、昼間は餌やりをする人はいないが、警備員のいない夜間の猫の餌やりがあり、臭い等で迷惑を受けていることも話していた)」というクレームがあった。

 こういう事例もある。平成26129日、「近くの■■が閉店後のシャッターの前に段ボールを敷いて魚のアラを猫に餌として置いて帰っている。一度直接苦情を言ったことがあるが、改善されない」というクレームがあった。

 これに対し、京都市の役人は、現地を確認し、■■夫妻に聞き取りをした。

 同夫妻は「現在、自宅内に飼い猫が4頭いる。餌を与えているのはノラ猫で、特定の猫のみが食べに来ている。頭数は23頭である。飼い猫及び餌を与えているノラ猫は避妊去勢手術を終えている。(ノラ猫に関しては、いったん捕獲檻で捕獲後、動物病院で治療及び避妊去勢手術を行っている)。周辺で生まれた仔猫は貰い手を探している。ノラ猫のエサに魚のアラを使うことはない。(中略)ノラ猫のエサには、かまぼこや煮た魚などを使用している。10cm×15cmほどのプラスティック製容器に、二握りほど入れることにしている。餌やりの場所は店舗全面の敷地内であり、道路側に段ボールを置き、その裏で餌を与えている。(中略)餌やりは11回であり、時間帯は営業時間終了後の18時頃から夜中の0時もしくは翌朝の5時頃までである。(中略)敷地内でやっていることなので、ノラ猫の餌やりに関しては続けていくつもりである」と述べた。

 これに対し、京都市は、こう答えた。

 (続く)

posted by ssk at 20:00| Comment(0) | 連載
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