2015年08月23日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで 苦情の内実 三

 この文書で特筆すべきは、京都市の役人たちが、エサやりを取り押さえるため、現場で夜間監視などと称して張り込みをしていることである。

 識者のなかには、猫のエサやり規制条例が施行された場合、役人が張り込むとはにわかには考えられず、実効性がないのではないか、という声も多いが、この事例から見る限り、10月以降、京都市は張り込みも辞せず、エサやりをする人たちをバシバシ捕まえる気満々に見受けられる。

 一方、平成25726日には、「東隣の駐車場に気がつくとエサが撒かれ、野良ネコが集まるようになり困っている。エサを撒く人間は特定できておらず、設置した監視カメラの映像から、夜間に自転車で通りかかり、すぐに走り去る人物を確認したが、それ以上のことはわからない。(夜の8時頃に2回ビデオに写っていた)駐車場の持ち主(苦情の■■氏とは別)も警告のビラを貼り出しているが効果はない。保健センターで捕まえることはできないか」という苦情があった。

 これに対し京都市は「保健センターではエサを撒く人物が特定できれば、その方に対し、お話させていただきますが、『捕まえて罰を与える』ことはできません。野良ネコの捕獲もしていません」といい、「ガーデンバリアの設置などの提案」をするのみで、役人は張り込みはしなかった。

 前述の餌やり規制条例ができかけていた平成269月時点は、張り込みはしていたのに、その一年前には、していない。

 この点からみても、あの張り込みは、エサやり規制条例ができるのを見越しての、デモンストレーションなのではないか、と疑わざるを得ない。

 ほかに、こういう苦情もある。

 平成25926日、「高齢の男性が17時から20時頃、自転車でやってきて、■■の駐車場の入口に毎日エサを置いていく。住民の方に注意したが、改善されない。対処法はないか」。

 平成26326日、「■■氏が買っている猫を放し飼いにしているため、糞尿の被害が近隣住民全体に出ている。■■氏は猫にエサだけをやっている状態である。また、ハトに対しドックフードを撒いており、カラス等も寄ってきて困っている。飼い犬のおしっこも散歩時に外でさせてそのまま放置している状態」。

 平成26929日、「■■の■■氏(■■)が猫にエサをやっている。一応、敷地内に置いているがやりっぱなしなので臭いもするし、ゴキブリ等も多くて困っている」。

 (続く)
posted by ssk at 21:58| Comment(0) | 連載
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