2015年08月23日

ブラック企業「市場大路」記事削除の真相 四

 さらに、この別紙には、こう書いてある。


 「3 侵害情報等


 (1) 侵害されたとする権利

    人格権、営業権


 (2) 権利が侵害されたとする理由

 ア @について

 請求者の代表者が深夜3時まで従業員を罵倒するとの認識が広まれば、請求者の社会的評価が低下することは明らかである。

 しかも、本件記事は、『ブラック企業が後を絶たない。』あるいは『平成2512月に厚労省が公表した『若者の『使い捨て』が疑われる企業等への重点監督の実施状況』によると、調査した5,111事業場のうち、労基法違反はなんと全体の82.0%、4,189事業場に達した。』などという情報とともに掲載されており、あたかも請求者が労働基準法違反をしているかのような印象を与えるものである。


 イ Aについて

 『清水社長は、ささいなことで怒鳴ることもあった。例えば、ロールカーテンのヒモが外れたので報告すると、『何てことするんだ!お前なんかクビだ!!』と怒鳴り散らし』というが、これは請求者の代表者が不条理に怒鳴り、あるいは解雇を通告するというものである。

 請求者の代表者が従業員の不注意を質すことはあっても、理由も聞かずに従業員を一方的に非難して解雇を通告するとすれば、請求人の職場環境が劣悪であるとの誤解を受け、請求人の社会的評価は大きく損なわれることとなる。


 ウ B及びCについて

 会食後のやり取りにおいて、『清水社長は激高し、『そんな奴(取引先Y氏)早く車から降ろせ!タクシーで帰らせろ!!』『なんであんな奴送って行くんだ!!』と執拗に求めた。』『どうして俺の気持ちがわからないんだ』『俺の気持ちを考えろ!』『尻軽女!!』などと、3時まで罵倒し続けた。』『尻軽女などと女性の人格を否定する発言を連呼した。』などと、いずれの内容も、請求者の代表者が従業員に対し、大きな声を上げたり、不条理に誹謗中傷したというものである。

 上記内容は、請求者代表者が取引先の人物を軽んじる発言をしたり、女性従業員に対して差別的表現を行ったという印象を与えるものであり、これにより請求人の社会的評価が低下することは疑いを容れない。


 エ Dについて

 退職にあたり、『『事務所内にある私物の返還』『離職票の交付』『健康保険の脱退届出証』を求め、交付されている事務所の鍵と健康保険証を返還する、と申し出て、ひとまず明日10日(日)に私物を取りに行きたい旨伝えたが、清水社長は拒絶した。』、『知人A氏に、私物返還を委任。A氏は再三に渡り清水社長に電話したが、電話には出ず、面談要請も無視された。』との内容は、請求人代表者が退職手続及びこれに付随するやり取りを不当に拒絶したという誤った認識を与えるものである。

 請求者代表者は従業員の父から申し出を受けたものの、請求者の部外者の立ち入りを断ったのみで従業員の鍵類を送ってくれれば私物を郵送すると回答していた。」

 (続く)

posted by ssk at 15:01| Comment(0) | 連載
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