2015年08月18日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで バックボーン 十九


松坂.JPG

 なお、この検見川マリンタウンの紛争は、これで終わったわけではなかった。

 平成24年年927日の千葉市議会の定例会で、自民党市議の松坂吉則氏は、こう質問した。

 「ねこのエサやりについて伺います。

 近年、全国的に都市部を中心に、飼い主のない猫へのえさやりが頻繁に行われており、その結果、みだりに猫が繁殖し、ふん尿や鳴き声などによる生活環境への被害や近隣住民とえさをあげている人との間でトラブルが発生し、新聞で取り上げられています。

 これは真砂であって、去年だったかな、陳情が提出されて通ったときの写真です。一日でこれだけのものが大量にまかれ、そして、これを処理していけないということですね。これは夏場だと腐ってしまうんですね。私も行きましたけれども相当においがきついです。それと、やっぱりこれを片づける住民の方々が大変だということがあります。千葉市においても、同じような状況がこの真砂地区でありまして、この対策に取り組んでいると聞いております。美浜区では、平成2011月ごろから外国人女性とその協力者が、マンションや団地の敷地内とその周辺で、毎日のように飼い主のいない猫へのえさやりを行うようになりました。このえさやりは非常識と言えるもので、猫が食べ切れないほどの大量のえさを置き、後片づけは一切行わないことから、カラスやハトが集まり、ふんなどによる生活環境の悪化を招いたり、また、住民による再三の制止にもかかわらず非常識なえさやりを継続したことから、平成22年2月には、地元自治会より猫の迷惑なえさやりを禁止する市条例の制定を求める陳情が提出され、採択に至っております。

 その後、外国人女性の協力者とマンション住民との間で、えさやりをめぐる口論から傷害事件に発展しました。この事件により協力者は逮捕され、裁判で有罪の判決が下された以降は、事件の起きたマンションではえさやりは起きておりません。しかしながら、近くの若潮ハイツ等では、同様のえさやり行為がいまだおさまっていないということもあり、ほかの団地でもこのようなことがあると聞いております。

 そこで、2点伺います。

 1点目、飼い主のない猫へのえさやりが頻繁に行われているようですが、対策は市としてはどのようなことをとっているのか。

 それから2点目、平成22年3月の陳情採択を受けて、条例化についてどのように検討しているのか、お伺いします」


 これに対し、◯保健福祉局次長の田辺裕雄氏は、こう答えた。

 「美浜区の諸問題のうち、猫のえさやりについてお答えいたします。

 まず、飼い主のいない猫へのえさやり対策についてですが、本市では、昨年、飼い主のいない猫の世話をする際にえさやりの方法や排せつ物の処理などについて地域の方に説明し、理解を得ることに努めるよう定めたガイドラインを作成し、区役所、公民館等で配布するとともに、セミナーを開催するなど、普及啓発に努めております。また、市民から相談があった場合は、動物保護指導センターがガイドラインに基づき助言、指導を行っております。

 次に、陳情採択を受け、条例化についてどのように検討しているかについてですが、現在、ガイドラインに基づき市民の良好な生活環境を確保しつつ、人と猫が共生できるまちづくりを推進しており、一定の効果を上げておりますが、周辺住民の日常に著しい支障を来たすようなえさやりへの対応については、条例によるルール化も含め検討しているところでございます。

 以上でございます」

 (続く)

posted by ssk at 20:00| Comment(0) | 連載
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。