2015年08月04日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで バックボーン 十

 熊本市も、京都市のようなエサやりの状況を記録する文書はつくっていない。子猫を引取る際も、エサやりが行われている状態であると判明した場合は、引き取りは行っていない。

 また、千葉市の場合、京都市のような文書は作っていないが、子猫を引取る際は、「拾得時の状況を聞き取った結果から、親猫がおらず、自力で餌を食べることが出来ないと判断した仔猫の場合は、動物愛護の観点から引取り(保護)を行っております。なお、引取りを行った仔猫は、可能な限り譲渡を行うよう努めております」という。

 なお、千葉市では、平成22年に、エサやり規制を求める陳情が議会に提出されている。

 それは「猫への迷惑な餌やりを禁止する市条例の制定又は千葉市動物の愛護及び管理に関する条例の改正を求める陳情」。(写真)猫エサやり禁止の陳情

 「猫」「餌やり」「禁止」「迷惑」といったワードが、京都市に酷似している。

 陳情の中身も「飼い主のいない猫への適正な餌やり等について条例を制定又は改正し、周辺の生活環境が損なわれた場合の対応として罰則を設けること」とあり、京都市と見紛ふほど似てる。

 この陳情には、「市内の現状としては、花島公園や稲毛海浜公園で、猫に餌を与えている人と公園利用者の間で餌やりを巡ってトラブルが発生している」という。

 そして、陳情理由は、「検見川マリンタウン団地敷地内の植え込みなどに、毎日、飼い主のいない猫に餌を置き続け、その行為により、猫が住み着き糞をしたりベランダに入り込むなど、生活環境が損なわれることから、不法と思われる迷惑な餌やりを禁止させ、良好な生活環境を確保するための方策をとること。なお、近隣の若潮ハイツにおいても同様の問題が起きている」というもの。

 この陳情について、千葉市議会は平成2239日の保健下水委員会で審議した。

 まず、保健福祉局健康部長が、上記陳情の内容の説明をした後、こう言っている。

 「陳情に対する本市の考え方について御説明申し上げます。

 飼い主のいない猫への過度なエサやりが原因で地域住民の生活環境が損なわれていることや、他に対応策がないのであれば、飼い主のいない猫にエサを与える者への遵守事項として、エサの管理や排せつ物の処理、生活環境が損なわれた場合の規定などについて条例の改定を検討することも可能でございます。

 しかしながら、他の自治体におきましては、飼い主のいない猫の飼養についてガイドラインで規定して取り組みを始めており、本市におきましても、まずはガイドラインで規定することが望ましいものと考えております。

 また、警察等の関係機関には、今後も刑法等の対応などができないか働きかけを行ってまいりたいと考えております」

 (続く)

posted by ssk at 01:04| Comment(0) | 連載
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。