2015年07月28日

京都市“猫エサやり禁止条例”ができるまで バックボーン 八

 平成26711日、とある市民が「新生子猫」「2頭」が「会社に捨てられていた(会社2下駐車場)」のを、保健センターに引き渡した。この人物による引き取りは今回が初めて。周辺での「目撃情報」は「親猫1頭くらい」。エサやりは、知らない。「昨日も捨てられていた。警察に相談予定」という。この子猫たちは、殺処分された。


 平成2677日、とある市民が「新生子猫」「5頭」を、「農小屋のなかで拾う」後、引き渡した。この人物による引取りは今回が初めて。周辺での「目撃情報」は「親猫45頭くらい」を「ほぼ毎日」。エサやりは、特定の人「12人くらい」が「朝」あげている。エサは「地べたにまいている」状態。この子猫たちは、「状態が悪く、搬入時、殺処分」された。


 なお、これまで地域猫活動をする上で御法度(ごはっと=禁止)である「置きエサ」「撒きエサ」の事例を見てきたが、ちゃんとエサを片付けて地域猫活動をしていると見られる場所でも、子猫が引き取られている。


 例えば、平成26522日、とある市民が「雑種」の「黒トラ」の「新生子猫」「4頭」を、「自宅」で拾った後、引き渡した。この人物による引き渡しは今回で56回目。周辺での「目撃情報」は「親猫10頭くらい」を「ほぼ毎日」。エサやりは、特定の人「12人」とある。その横には手書きで「(まちねこ活動中」と記載した後、二重取り消し線が引かれている。


 二重取り消し線.JPGエサの時間帯は「朝」と「夕方」。エサは「片付けられている」。書類の欄外にも、「まちねこ活動中の地域です。」とあり、二重線で取り消している。


 「まちねこ活動」とは、後述するように京都市民に地域猫活動をさせないよう極度に制限した市の事業。


 この引取りを担当した京都市の役人は、子猫5匹がいた場所は、まちねこ活動のエリアだと思い、この市民に記載させた、あるいはこの市民自身が記載したが、役人が確認したところ違ったので取り消したように見受けられる。


 傍から見たら、まちねこ活動も地域猫活動も同じにみえるが、京都市では地域猫活動は、何の行政の後ろ盾もないまま、やむにやまれぬ思いでボランティアが行っている。そういう場所だったため、二重取り消し線を引いた。


 後述のように他の政令指定都市とは違って、京都市では、地域猫活動をしている場所の子猫も引取っていることの証左といえよう。それでいて、京都市は、エサやりの状況を克明に記録している。やはり他の自治体がエサやりを把握するのとは、全く違う意図があるとしか考えられいない。


 なお、4匹の黒トラの新生子猫たちは、殺処分された。


 他にもこんな事例がある。


 (続く)


 写真は、くだんの二重取り消し線の入った書類。




 これまでの分は、下記ブログに記載。


http://blog.goo.ne.jp/ssk23_2005




posted by ssk at 22:29| Comment(0) | 連載
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