2017年10月23日

党員四


 当サイト「党員三」で記したように、民進党員になったことを示す党員証のようなアカシのモノが何にもない、といっていった矢先の七月中旬に、民進党からハガキが送られてきた。(以下敬称略)
 そこには蓮舫の写真がデカデカとのっていて、その下に、切り取り線付の党員証がついていた。
 ハサミで切ってつかえという、このあまりのショボサさに、とても切り取って所持する気にはなれず、おいていた。
 その時はまさか、そのたったの二週間後、蓮舫が民進党代表を辞任するなどとは、思いもしなかった。

 そもそも此度の安倍池田教の、姑息な違憲解散は、蓮舫の辞任が引き金だった。蓮舫が党首のままなら解散はなかった。大衆受けのする蓮舫は、安倍自公にとって、強敵なのである。
 では、蓮舫がなぜ辞めたのかというと、都議選の責任をとれ、という声が、民進党内に上がったためだった。

 都議選の責任をとって辞める、というのであれば、安倍などは真っ先に辞めなければならない。が、無論、辞めない。国政と自治体の選挙は質が違うからである。 自治体の選挙の責任を党首にとらせよう、などという発想は、ほかの党ではない。
 だが、民進党では、いろんな議員が、「都議選の責任をとって蓮舫は辞めろ」と息巻いていた。昨年の岡田のときもそうだった。
 そもそも、党首蓮舫というのは、当の議員たちが選んで決めたものだ。党首には任期がある。
 その任期をまっとうしたのち、次を選ぶのが筋なのに、民進党では、それができない。
 まず、ルールを守らなければならない。
 この、幼稚園児やそれ未満の子どもが習う次元のコトから、学ばならない。民進党という政党は、そういうレベルなのである。
 それにしても、なぜ、民進党というのは、事あるごとに、学級崩壊児童のように、党首を批判して辞めさせて党を崩壊させるマネばかりする輩が跋扈するのだろうか。ルールをわきまえる議員も多々いるのに、なぜなのか。
 その理由は、連合である。
 連合といっても、内実は二極化していて、さきの蓮舫辞任後の代表選では、連合内に、前原を推した勢力と、枝野を推した勢力があった。
 筆者が問題視するのは、前原を推した連合の勢力である。
 連合というのは、大企業のユニオンショップ協定をみれば明らかな通り、経団連の裏組織と化している労組も多い。経団連の裏組織の力で当選している議員というのは、つまり、安倍自公、官邸の意向を汲んで動く議員である。
 民進党には、そういう利敵行為をする議員もまぎれている。
 もちろん、自分たちで決めたルールは、自分たちで守らなければならない、ということくらい理解している議員も多々いるが、学級崩壊児童議員にやられっぱなしだった。
 ルールを守らない輩を粛清、征伐する人物が必要だが、そういう人も出なかった。
 (続く)
posted by ssk at 23:24| Comment(0) | 連載